大学との連携

<文京学院大学との取り組み>

2018年4月より文京学院大学 人間学部 コミュニケーション社会学科3年生のフィールドワーク「まちラボ プロジェクト演習」にて連携企業の1つとして学生8名と一緒に金属リサイクルについての啓発活動に取り組んできました。文京区主催の環境イベントへの出展、文化祭での不要携帯電話の回収などを通じて、多くの方に金属リサイクルの必要性や大切さを知ってもらう機会を作りました。

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CSR担当社員が生徒に講義を行う様子

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文京区主催のイベントへ参加

大学image

文化祭では実際に携帯電話を回収して、収益金を寄付しました。

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文京学院大学 人間学部

コミュニケーション社会学科 学科長 教授 工学博士

中山智晴先生

 文京学院大学 担当教授からのコメント

大学では理屈を教えることが多く、社会背景や調査はできますが、実学的なことを教えてビジネスにつなげることは難しいです。学生たちが将来を考える中で、社会人や大人と触れ合うことはとても大切で貴重な体験であると思います。社会貢献をしたい学生はたくさんいますが、ボランティアでは自分自身が生活をすることができません。環境貢献をビジネスとしている企業のノウハウや仕事の仕方、考え方などをぜひ教えてほしいと思っています。今回の授業を通じて、これからの社会に何が必要で、自分たちはどんな生活をしていきたいのか、ライフスタイルを考えるきかっけとなり、さらには起業する学生が出てくることを期待しています。

<桜美林大学との取り組み>

リーテック株式会社は2019年7月30日~8月8日の期間、桜美林大学の2年生以上の学生17名を対象に、リーテックの日本法人とリートン本社(香港)での見学や作業体験を通じて環境ビジネスについて考察・体験を目的とした、インターンシップを実施しました。学生はこのインターンシップに参加することで、2単位修得することが可能です。

今回のインターンシップには、桜美林大学のビジネスマネジメント学群とグローバル・コミュニケーション学群の学生が参加してくださいました。

<プログラムの内容>

日本でのインターンシップ

◆弊社社員による講義の実施

「日本の環境問題と環境ビジネスについて」

「営業現場から見る消費者の環境意識」

「リーテックのリサイクルビジネスにおける企業戦略」

 

◆処理センターでの作業体験

東京RSCセンターでのルーターの解体作業体験、磁気テープの分解作業

相模原センターでのHDDのデータ消去体験

 

◆行政の廃棄物処理施設の見学

相模原市北清掃工場の見学と日本の廃棄物処理についての学習

 

香港でのインターンシップ

◆リートン香港社員による講義の実施

「リートンのビジネスモデルについて」

「香港の環境問題とリサイクルビジネスについて」

 

◆処理センターの見学

屯門エリア、洪水橋エリアにある処理センターの見学

 

◆行政の廃棄物処理に関する博物館の見学

香港エコパーク内にある、廃棄物処理に関する博物館を見学

 

 

学生には日本と香港を比較し、環境に関する課題や処理方法の違いについて理解してもらった上で、環境ビジネスの可能性について考察し、レポートを提出してもらいました。インターンシップを終えた学生たちからはリサイクルに対する意識の変化が見られ、インターンシップを受ける前は、全員新品で携帯電話を購入しており中古携帯に対する嫌悪感を表していましたが、実際にIT機器がリユース・リサイクルされる様子を見て、中古の携帯電話を買ってみようと思うと感想を伝えてくれた学生が何名かいました。

少しずつではありますが、リユースやリサイクルが環境に良いということを理解してもらい、また、弊社のデータ処理システムや検品作業などが彼らに安心感を与え、中古製品に対する良い意識がうまれたことを大変うれしく感じます。

 

今後もリーテックでは、将来世代へ向けたリサイクルの啓発活動を続けてまいります。